熱処理加工 脱炭素診断
当社では、お客様が使用している熱処理炉や、社内やサプライヤー・外注先で行っている熱処理加工工程における、現状のCO2排出量を簡易的に診断いたします。
まずは脱炭素診断にて、どれくらい自社でCO2の排出量を削減できるのかを概算査定した上で、どうすれば熱処理加工工程においてCO2排出量を低減することができるのかを、当社よりご提案いたします。
「熱処理加工 脱炭素診断」
の3つの特徴
01 削減貢献が大きい熱処理におけるCO2排出量を簡易的に診断いたします
地球温暖化対策のため、二酸化炭素の排出量を抑制しなければならない、現在の脱炭素対策。その中でも1台あたり年間33トンものCO2を排出する熱処理炉は、製造業の中では優先的に対策しなければならない工程設備です。
日本テクノでは、お客様が使用している熱処理炉や、社内やサプライヤー・外注先で行っている熱処理加工工程における、現状のCO2排出量を簡易的に診断いたします。まずは材料・ガスの投入量によって現在のCO2の排出量を概算査定することで、CO2排出量を厳密に測定できないお客様に対して、現状把握をいただきたいと考えております。その上で、どうすれば熱処理加工工程においてCO2排出量を低減することができるのかを、当社よりご提案いたします。
02 熱処理炉と熱処理加工の両面からカーボンニュートラルを実現
日本テクノでは、CO2を発生させない熱処理炉の設計・製造を行っているため、熱処理炉と熱処理加工の両面からカーボンニュートラルに貢献することができます。現在当社では、CO2排出の削減量を数値化して見える化するための取り組みを行っていますが、この内容を脱炭素経営を進める国内大手メーカー様にお届けしたいと考えております。
03 CO2を発生させない、特許取得済みの「ダイレクト浸炭」
日本テクノで特許を取得した「ダイレクト浸炭」では、プロパンガスを使用せず、アセチレンガスのみで浸炭を行います。そのため燃焼がなく、CO2を発生させない熱処理加工を実現することができます。
当社の熱処理炉は、経済産業省の省エネルギー投資促進に向けた支援補助金や、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の対象にもなっています。
まずは脱炭素診断にて、どれくらい自社でCO2の排出量を削減できるのかを概算算定の上で、当社のダイレクト浸炭工程への切り替えを検討いただければと思います。
「熱処理加工 脱炭素診断」
の事例
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産業用ポンプ部品の窒化処理
- 熱処理炉 種類: Sコート
- 目的: 耐摩耗性向上
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ステンレス素材への浸炭処理
- 熱処理炉 種類: ダイレクト浸炭
- 目的: 熱間強度向上
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クランクシャフトへの低歪み焼入れ
- 熱処理炉 種類: 減圧焼入れ
- 目的: 変形抑制
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樹脂射出成型機の材料供給ホッパーへの窒化処理
- 熱処理炉 種類: Sコート
- 目的: 耐摩耗性向上
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金型の水冷用穴に対する酸化被膜処理
- 熱処理炉 種類: ホモ処理
- 目的: 錆防止
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各種油圧ポンプ部品へのガス浸硫窒化処理
- 熱処理炉 種類: マルチナイト
- 目的: カジリ防止
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アクチュエーター部品への浸窒焼入れ
- 熱処理炉 種類: N-ハード(H)
- 目的: 変形抑制
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ノズル内部細孔へのダイレクト浸炭
- 熱処理炉 種類: ダイレクト浸炭
- 目的: 均一な浸炭によるバラツキ低減
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「熱処理加工 脱炭素診断」
に関連するQ&A
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海外への展開も可能ですか?
弊社の設備販売は半数以上が海外への納入です。 東南アジアから北米まで、日系メーカー様の進出が活発な環太平洋へ、幅広く展開しています。
また、中国及びタイには熱処理の受託加工が可能な合弁会社を設けています。 そちらでは弊社の熱処理ラインがそのまま展開されているため、国内と同じ熱処理の実施が可能です。 -
問題を抱えているため、他の熱処理に切り替えたい
弊社は様々な熱処理技術を保持しており、御要求に則した技術的な相談・提案も可能です。
当WEBサイトには掲載しきれていない技術も数多く存在しますので、まずは営業窓口まで御問合せ下さい。 -
どのような炉を取り扱っていますか?
20kg~1000kg/chargeの工業用熱処理炉を主で取り扱っています。真空パージ仕様をベースに、光輝焼入れ、浸炭、窒化などの様々な形態の炉を製作しています。
自社で全設備を設計・製作していますので、ピット型、3室、ローラーハースなど、御要望に応じた特殊仕様にもお応え出来る体勢です。
焼戻炉、サブゼロ装置、自動搬送システム、排ガス無害化装置など、各種付帯設備も製作しており、熱処理加工ラインを全てお受けできます。