火がない、CO2が生まれない、人もいない、いまだかつてない熱処理。新しい熱処理技術と表面改質技術のパイオニア「株式会社日本テクノ」

Q&A

よくある質問

  • スマート浸炭を運用する上でのデメリットや注意点はありますか?

    常圧スマート浸炭を運用する上での注意点として、従来のガス浸炭と同じ「浸炭深さ」や「図面の指定」をそのまま適用しようとすると、熱処理ひずみが発生しやすくなる点が挙げられます。
    本技術は炭素の供給効率が非常に高いため、従来通りの処理時間では浸炭が深くなりすぎ、製品に対してオーバースペックとなる可能性が高いです。そのため、製品が本来求める機能に合わせて、最適な処理時間と深さの条件を再設定することが重要となります。また、アセチレンガスを使用しますが、爆発限界以下の低濃度で自動制御するため、火災などの危険性はございませんのでご安心ください。

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  • スマート浸炭において、既存の浸炭窒化技術との違いを教えてください。

    常圧スマート浸炭と既存の浸炭窒化技術の最大の違いは、使用するガスと二酸化炭素排出量にあります。既存のガス浸炭窒化では変成炉を用いて生成したガスにアンモニアを添加して処理を行うため、多量の二酸化炭素が排出されます。一方、スマート浸炭はアセチレンガスと窒素ガスを直接供給するため変成炉が不要となり、二酸化炭素の直接排出を大幅に削減できます。

    また、フレームカーテンを用いない「火のない熱処理」により安全性が向上し、粒界酸化や熱処理ひずみも抑制できる点が特徴です。実際に、自動車の歯車部品において、従来のガス雰囲気浸炭炉による熱処理を常圧スマート浸炭に置き換え、同等の品質を維持したまま製造プロセスの脱炭素化を実証した開発事例がございます。

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  • 既存の滴注式ガス浸炭設備はスマート浸炭へ転用可能ですか?

    はい、既存の滴注式ガス浸炭設備から常圧スマート浸炭への転用は可能です。

    既存の炉を活用して常圧スマート浸炭モジュールを追加することで、新規で熱処理設備を導入する場合と比較して約3分の1のコストで、二酸化炭素排出量を大幅に削減する「火のない熱処理」を実現できます。事前に当社の専用センターにてサンプルを用いた実証実験を行い、品質に問題がないことを確認した上で改造を実施いたします。実際に、自動車の歯車部品において、従来のガス雰囲気浸炭炉から常圧スマート浸炭への置き換えに向けた試作開発を行った事例がございます。製品の品質は従来と同等を維持しつつ、製造プロセスの脱炭素化を実証し、既存炉の改造を含めた量産化を目指して開発を進めております。

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  • 複合熱処理炉で炉内上部の炉壁が剥がれているのですが修理は可能でしょうか?

    はい、複合熱処理炉の炉内上部における炉壁の剥がれにつきましても、当社にて修理対応が可能でございます。

    日本テクノでは、自社製の熱処理設備に限らず、他社メーカー様の熱処理炉の修理やメンテナンスも幅広く承っております。古い設備で図面が見当たらない場合でも、当社の専門スタッフが現物を確認し、寸法を計測して図面を復元するリバースエンジニアリングの手法を用いて、最適な補修部品を製作・施工いたします。

    実際に、耐用年数を過ぎてメーカーのサポートが受けられなくなった他社製の熱処理炉に対して、不具合箇所の改修や最新システムへの改造を行った事例も多数ございます。単なる修理に留まらず、省エネ化や安全性向上を目的とした設備のアップデートにも対応しております。


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  • 常圧スマート浸炭の試験で対応可能な熱処理条件や試験片のサイズはどのような範囲ですか?

    常圧スマート浸炭の試験では、一般的なガス浸炭に相当する条件から、低ひずみに特化した当社独自の熱処理条件まで、製品の課題に合わせて幅広く対応可能です。
    従来のガス浸炭で課題となっていた粒界酸化や熱処理ひずみを大幅に抑制できる点が本技術の大きな特徴であり、これらの問題の解決が可能です。対応可能な試験片のサイズにつきましても、ネジ1個のような小径部品から、最大外径φ600mmの大型部品まで柔軟に承っております。

    さらに日本テクノでは、専用の熱処理試作センターを完備しており、単なる試験にとどまらず最適な熱処理レシピの構築から、将来的な既存炉の改造や量産設備への移行までをワンストップでサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

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  • ガス軟窒化とはどのような処理ですか?

    ガス軟窒化は、製品表面に化合物層を生成する表面硬化処理です。炉内を雰囲気ガスとアンモニアで満たし、窒素と炭素を浸透させ、製品表面に高硬度の化合物層を生成します。表面硬度はHV400~600程度で、鋼種によってはHV900以上にもなります。

    化合物層の生成により耐摩耗性が向上し、また化合物層直下には拡散層が生成され、疲労強度の向上も期待できます。他の熱処理と比べ、比較的低温で処理をするため歪みや寸法変化は小さく、鉄と窒素の化合物が表面を覆うため、耐食性が向上します。

    処理後は表面に酸化膜が形成しにくく外観が綺麗なことや、ほとんどの鋼種に対して処理が行えるのもガス軟窒化の特徴です。ガス窒化よりも処理時間が大幅に短いことも特徴と言えます。

  • 酸窒化とはどのような処理ですか?

    酸窒化は、ガス窒化の一種であり、アンモニアガスに空気や二酸化炭素、水分などの酸化性ガスを数パーセント混合した雰囲気ガスを用いて処理を行います。500~570℃の温度で数時間かけて処理を行うことで、窒素と酸素が同時に鋼材表面に拡散・侵入します。

    この処理によって形成される鋼材表面の層は酸窒化層と呼ばれ、その下には窒素が分散した窒化層が形成されます。これらの層を合わせて化合物層と呼びます。酸窒化層は、耐摩耗性や耐食性に優れているだけでなく、耐焼付性や耐疲労性も向上させる効果があります。

  • メタノールとプロパンを雰囲気として利用している炉について、常圧スマート浸炭に改良は出来ますでしょうか?

    改造可能です。 そのような雰囲気炉の場合でも問題なく改良できます。

    改良の実施までのプロセスを解説しますと、まず品質の確認のためのサンプル品の実証実験を弊社の常圧スマート浸炭炉で行います。

    その後、御社設備にて実証実験を行い、 問題なければ、御社の炉の改造の実施に至ります。

    炉を購入する際に比べて改造であれば、コストはおよそ1/3で収めることができます。 大まかなスケジュールとしては、まずサンプル貰って弊社で実証実験しレポート報告を行うのに、およそ2週間。その後の御社の設備での実験自体は1日で可能ですが、1か月内くらいで日程調整しますので、1カ月リードタイムを見ていただけますと幸いです。

  • 常圧スマート浸炭の改造について、おおよそのスケジュールを教えてください。

    常圧スマート浸炭の改造の流れとしては、基本的に下記になります。

    • ①御社にお伺いして現場確認
    • ②仕様の検討(試作・改造のスケジュール)
    • ③弊社保有の常圧スマート浸炭炉にて試作
    • ④試作評価
    • ⑤ポータブルの制御システムを既存設備に搭載してテスト
    • ⑥弊社内の試作と同等内容かを確認
    • ⑦炉メーカー様のシステム連携確認、リスクアセスメント、日本テクノがサプライヤーに
    • ⑧改造
    • ⑨量産化

    おおよそ上記のようなスケジュールになるため、⑧の改造に至るまで、最短で半年にて対応しております。ただし、熱処理工程がエンドユーザー様等のサプライチェーンに影響がある場合など、お客様のご状況、ご要望によっては、スケジュールの前後が発生する場合がございます。お客様に合わせて柔軟に調整させていただきます。

  • 常圧スマート浸炭を検討したいのですが、まずはサンプルを御社で熱処理していただけますか?

    はい、単品からでもサンプル品の常圧スマート浸炭の試作対応いたします。

    サンプル試作の常圧スマート浸炭にて、既存の浸炭焼入れと比較検証を行い、問題なければ①既存の浸炭炉の改造、または②そのまま日本テクノに浸炭処理をご依頼いただく、という流れで対応いたします。

  • ダイレクト浸炭では、従来の浸炭処理と比較して硬度は高くなりますか?

    基本的には、従来浸炭と硬度は同じです。ただし、ダイレクト浸炭は酸化性のガスを含まないため、部品表面に粒界酸化(強度が低い組織)が発生せず品質は安定します。

  • ダイレクト浸炭では、どれくらいの深さまで浸炭焼入れできますか?

    従来の雰囲気浸炭と同様の深さまで可能です。0.2~3mmです。時間を掛ければ更に深く対応することは可能です。

  • どのような材質の浸炭焼入れに対応していますか?

    基本的には肌焼き鋼(炭素量が少ない鋼材)が多いですが、一部SUJ2などの炭素量が多い材料に対しても処理をしている実績がございます。

  • 浸炭焼入れはどのような工程で行われますか?

    工程としては、①炉入れ、②予備加熱、③浸炭、④拡散、⑤油で急冷、 その後、炉から出てきて、洗浄して焼戻しの工程にうつります。

  • 医療機器向けの熱処理の受託加工にも対応しておりますか?

    カテーテルや注射針などのご相談をいただくこともございますが、当社の炉は工業利用のため、医療機器の熱処理は基本的にお断りしております。ただし、お客様から医療機器向けのオーダーメイドにて熱処理炉の製作依頼をいただきましたら、ご要望に応じて対応しております。

  • 炉が壊れて修理をする間、受託加工することは可能ですか?

    はい、可能です。そういったお問合せをいただくケースもございます。

  • そもそも受託加工はお願いできますか?

    はい、できます。当社製の炉を社内に保有しており、量産対応もしています。

  • アセチレンガスは危険ではないですか?

    非常に低濃度(爆発限界以下)での処理のため、危険性等はございません。

  • 常圧スマート浸炭に改造することで本当に火が消せますか?

    従来工法の一酸化炭素をガス成分に含まないため、安全確保を目的とした燃焼排出が不要となります。

  • 自社で内製している炉を使って常圧スマート浸炭の実験をすることは可能ですか?

    はい、可能です。分析器をもちいて対応することは可能です。ガスを入れる配管等の継手を交換する程度の改造で実験可能です。

  • 常圧スマート浸炭の試作は可能ですか?

    はい、可能です。当社量産炉を使用して実験している例がございます。

  • 希望するガスを使っての熱処理は可能ですか?

    可能です。窒素、水素、アセチレン、アンモニア、炭酸ガスなどでを入れての実験実績はございます。基本的に、炉内に入れて危険性がないと判断されるものでしたら対応は可能です。

  • 金属以外の材料でも熱処理可能ですか?

    炉内の影響がある為、対応は可能ですが、当社ではお断りしています。例として樹脂のような高分子材料では、熱処理後に炉の雰囲気内に拡散してしまい炉壁についてしまうと次工程以降に影響が出るため、お断りしています。

  • 機密保持契約は締結してすすめることは可能ですか?

    はい、もちろん可能です。機密保持契約を締結して進めているケースが多数ございます。 開発案件の場合は、案件ごとに取り交わしをしています。ひな型はお客様のひな型を使うケースが多いですが、当社フォーマットを使うケースもございます。

  • 工業炉での実験は可能ですか?

    対応可能です。 使用ガス、温度、時間のご指示をいただければ検討・提案すること可能です。 事前にワークを御支給、また要求仕様を指示いただくケースと、当社からご提案するケースと両方あり、内容に合わせて擦り合わせして進めております

  • 海外への展開も可能ですか?

    弊社の設備販売は半数以上が海外への納入です。 東南アジアから北米まで、日系メーカー様の進出が活発な環太平洋へ、幅広く展開しています。

    また、中国及びタイには熱処理の受託加工が可能な合弁会社を設けています。 そちらでは弊社の熱処理ラインがそのまま展開されているため、国内と同じ熱処理の実施が可能です。

  • 問題を抱えているため、他の熱処理に切り替えたい

    弊社は様々な熱処理技術を保持しており、御要求に則した技術的な相談・提案も可能です。
    当WEBサイトには掲載しきれていない技術も数多く存在しますので、まずは営業窓口まで御問合せ下さい。

  • どのようなサイズまで熱処理できますか?

    弊社内で試作できるのは最大で以下の通りです。

    浸炭焼入れ・浸窒焼入れなどの横型バッチ炉
    有効寸法:幅600mm×奥行900mm×高さ600mm (400kg/gross)

    窒化系の縦型ピット炉
    円筒治具込みで外径970mm×高さ1500mm (1200kg/gross)

    仕様としてはさらに大きなものも製作できるため、熱処理設備のページも参考にしてください。

  • 熱処理の試作を頼みたいのですが対応可能ですか?

    少量の味見試作から御受けしております。まずは営業窓口までご連絡ください。

    多種の自社独自プロセスを保持しており、日常的に試作はお受けしています。特殊なご要望に対してもフレキシブルに対応できます。

    試作は量産向けの熱処理炉を使用するため、量産への移行もスムーズなテストが可能です。

  • どのような炉を取り扱っていますか?

    20kg~1000kg/chargeの工業用熱処理炉を主で取り扱っています。真空パージ仕様をベースに、光輝焼入れ、浸炭、窒化などの様々な形態の炉を製作しています。

    自社で全設備を設計・製作していますので、ピット型、3室、ローラーハースなど、御要望に応じた特殊仕様にもお応え出来る体勢です。

    焼戻炉、サブゼロ装置、自動搬送システム、排ガス無害化装置など、各種付帯設備も製作しており、熱処理加工ラインを全てお受けできます。

固定概念を覆す熱処理工場を、
まずは体験してみてください

熱処理加工センターは、国内大手メーカー様をはじめ、
全国各地から研究開発・生産管理担当者の方々に
毎年数多くご訪問いただいております。
皆さまが口にされるのは、
「今までの熱処理工場とはまったく違う、
来て見て本当に良かった!」
見た目ではインパクトがありませんが、
必ず皆さまの固定概念を覆してみせます。
そんないまだかつてない熱処理工場を、
まずは一度体験してみてください。

048-767-1113

(平日9:00-17:00)

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