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熱処理 開発・加工事例

アクチュエーター部品への浸窒焼入れ

アクチュエーター部品への浸窒焼入れ | 熱処理技術ナビ
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熱処理 種類N-ハード(H)
目的変形抑制
材質SCM420H,S45C等
業界自動車部品
適用部品エンジン
部品サイズΦ15×80

詳細説明

こちらは、自動車エンジン向け量産部品への浸窒焼入れ事例です。

従来、耐磨耗性・高強度が必要な部品は浸炭焼入れや窒化が用いられてきました。しかし、前者は歪み、後者は靭性で劣り、欠け発生等の懸念が残ったため、熱処理後の加工レスと高強度高靭性を両立できる浸窒焼入れが着目され、バルブリフト可変機構に採用されるケースが増えています。

熱処理技術ナビの「N-ハード(H)」は、高温のNH₃雰囲気中で窒素を浸入拡散後、急冷する処理です。浸窒焼入れは表層のみ変態・硬化させる処理であるため、変態領域が非常に小さく、低歪みとすることが可能です。この低歪みの特徴を活かし、エンジン部品以外にも、寸法精度が要求されるスクロールコンプレッサー(カーエアコン)内で使用される偏芯ブッシュなどにも浸窒焼入れが採用されております。

熱処理や表面改質でお困りの方は、熱処理技術ナビにお気軽にご相談ください。

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