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熱処理 開発・加工事例

クランクシャフトへの低歪み焼入れ

クランクシャフトへの低歪み焼入れ | 熱処理技術ナビ
クランクシャフトへの低歪み焼入れ | 熱処理技術ナビ
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熱処理 種類減圧焼入れ
目的変形抑制
材質SCM440等
業界自動車
適用部品クランクシャフトへの低歪み焼入れ
部品サイズΦ80×500

詳細説明

こちらは、クランクシャフトへの低歪み焼入れ事例です。

クランクシャフトは、寸法や振れに配慮し、最大限まで工作精度を上げ、耐久性を向上させる必要があります。

このクランクシャフトの調質工程に減圧焼入れが採用されています。一般的な調質では大気圧下での急冷が通常ですが、減圧焼入れは一定の負圧環境下で油冷却を行うことにより、表面と内部の温度差が小さい状態のまま進行するため、変形が起こりにくく、歪みが小さくなっています。

また、鋼材表面の酸化や脱炭を防止することで、変色せず金属光沢が保たれたまま光輝な外観で仕上がります。減圧焼入れは、調質処理の他にも浸炭や「N-ハード(H)」と複合することで小型や薄物製品の不完全焼入れを防ぎ、寸法精度にも寄与しています。

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