火がない、CO2が生まれない、人もいない、いまだかつてない熱処理。新しい熱処理技術と表面改質技術のパイオニア「株式会社日本テクノ」

熱処理の基礎知識・技術コラム

熱処理の種類とは?全体熱処理・表面熱処理の一覧、目的別の選び方まで解説

  • 熱処理

2026/08/9

「浸炭と窒化、どちらを選べばいいかわからない」「熱処理後の歪みが大きくて後工程のコストがかさんでいる」——弊社には、こうしたご相談が絶えません。熱処理には焼入れ・焼戻しといった基本4種類から、浸炭・窒化・表面改質系の特殊処理まで10種類以上の方法があり、目的や材質を誤ると部品の品質不良や後工程の増加につながります。本記事では、熱処理の基礎から種類の一覧、選定のポイント、そして当社・株式会社日本テクノが独自開発した次世代熱処理技術まで、体系的に解説します。熱処理の外注先・設備導入をご検討中の方は、最後まで読んでいただければ、ご自社に合った一手が見えてくるはずです。

熱処理とは?

熱処理とは、金属材料を固体のまま加熱・冷却し、内部組織を変化させることで機械的性質(硬さ・強度・靭性・耐食性など)を改善する技術のことを指します。

形状はほとんど変えずに「性能だけを作り込む」ことができる点が、熱処理の最大の特徴です。切削加工が製品の「形」を作る技術だとすれば、熱処理は製品の「中身(性能)」を作り込む技術といえます。

熱処理の原理はシンプルで、加熱温度・保持時間・冷却速度の3要素をコントロールすることで、鋼の内部組織(フェライト、オーステナイト、マルテンサイトなど)を意図した状態に変化させます。たとえば900℃前後に加熱した鋼を急冷(焼入れ)すると、針状のマルテンサイト組織が形成され、非常に硬い状態になります。逆にゆっくり冷やせば、組織が整って軟化します。この「加熱と冷却の使い方」が熱処理技術の本質です。

ただし、すべての金属に同じ熱処理が有効なわけではありません。炭素量・合金元素の有無・部品の用途によって、最適な方法は大きく異なります。そのため、熱処理の選定には材料と目的の両方を踏まえた判断が必要です。

熱処理の大分類——全体熱処理と表面熱処理

熱処理は大きく「全体熱処理(バルク熱処理)」と「表面熱処理」の2種類に分類されます。どちらを選ぶかが、部品の性能と後工程のコストを左右します。

全体熱処理は部品の内部まで均一に熱処理する方法で、強度・靭性全体のバランス調整を目的とします。表面熱処理は表層だけを硬化させる方法で、「表面は硬く、内部は粘り強く」という設計が可能です。

全体熱処理(バルク熱処理)とは

鋼材全体を均一に加熱・冷却し、素材そのものの機械的性質を変化させる処理です。焼入れ・焼戻し・焼なまし・焼ならしの基本4種類が代表で、形状を問わず適用できるため汎用性が高い反面、内部まで変化させるので歪みが出やすいという特性もあります。

表面熱処理とは

部品の表層のみを硬化させる処理です。代表例は浸炭焼入れ・窒化処理・高周波焼入れなどで、表面硬度は上げつつ内部の靭性を保つことが可能です。歯車・シャフト・摺動部品など、「摩耗には強く、衝撃には折れにくい」特性が求められる部品に多く使われます。

どちらを選ぶかを決める判断軸

判断軸全体熱処理表面熱処理
目的強度・靭性のバランス調整耐摩耗性・耐疲労性の向上
硬化範囲部品全体表層のみ
歪みリスク比較的大きい比較的小さい(処理による)
代表例焼入れ・焼戻し・焼なまし浸炭・窒化・高周波焼入れ
主な用途シャフト・工具鋼・構造部品歯車・カム・摺動部品

>> 表面硬化処理の比較と選定ポイント

全体熱処理の種類と目的

全体熱処理の基本は「焼入れ→焼戻し」のセットで理解することから始まります。この4種類を押さえることが、熱処理選定の土台になります。

焼入れ(Quenching)

鋼を750〜900℃程度まで加熱してオーステナイト化した後、水・油・空気などで急冷する処理です。急冷によって炭素が閉じ込められた針状のマルテンサイト組織が形成され、鋼は非常に硬くなります。表面硬度は材質・炭素量によって異なりますが、55〜65HRC程度まで到達するケースも多くあります。ただし、マルテンサイト状態のままでは脆く、そのままの使用は推奨されません。必ず焼戻しとセットで実施します。

焼戻し(Tempering)

焼入れ後の鋼を150〜650℃程度に再加熱し、硬さを調整しながら靭性(粘り)を付与する処理です。焼入れだけでは「硬いが脆い」状態になるため、焼戻しで組織を安定化させます。焼戻し温度が高いほど硬さは下がり靭性が上がります。現場で「焼入れしました」という場合、「焼入れ焼戻し(HQT)」を指すことが多いです。

焼なまし(Annealing)

鋼を変態点以上に加熱後、炉内でゆっくり冷却する処理です。冷間加工や溶接による内部応力を除去し、組織を軟化させることで被削性や加工性を向上させます。鍛造品や溶接構造物の前処理として多く用いられています。焼なましにも「完全焼なまし」「応力除去焼なまし」「球状化焼なまし」など目的に応じた種類があります。

焼ならし(Normalizing)

鋼を変態点以上に加熱後、空冷する処理です。鋳造・鍛造・溶接などで乱れた結晶粒を微細化・均一化し、標準的な機械的性質を回復させます。「組織をノーマルな状態に戻す」処理と理解すると分かりやすく、窒化や高周波焼入れの前処理として施されることもあります。

>> 焼入れ焼戻しの品質管理ポイント

>> 減圧焼入れとは?従来焼入れとの違い

表面熱処理の種類と特徴

表面熱処理は「どんな元素を」「どのように」表層に浸透・反応させるかで処理が分かれます。以下では代表的な5種類の概要と特徴を整理します。ただし、すべての材質・形状に同じ処理が最適とは限らず、部品の使用環境・必要硬度・後工程の有無によって選択が変わります。

浸炭焼入れ(ガス浸炭・真空浸炭)

850〜950℃の雰囲気ガス中で低炭素鋼の表面に炭素を浸透させ、焼入れによって表層のみを硬化させる処理です。硬化層深さは一般的に0.2〜3mmで、表面はHV700以上の高硬度、内部は靭性を保ちます。自動車の歯車・シャフト・ベアリングなど、耐摩耗性と耐衝撃性を同時に求められる部品に広く使われています。ただし、従来のガス浸炭では処理中に大量のCO₂が発生するため、近年は脱炭素対応が課題になっています。

浸炭窒化処理

炭素と窒素を同時に表面へ浸透させる処理で、通常の浸炭より低温(850℃前後)で処理できるため歪みが出にくい点が特徴です。焼入れ性の低い材料にも適用でき、薄い硬化層が必要な小物部品で多用されます。

窒化処理(ガス窒化・プラズマ窒化)

500〜570℃程度のアンモニア雰囲気中で窒素を鋼表面に浸透させ、硬化させる処理です。変態点以下の低温で処理するため、焼入れ焼戻し済みの部品に施しても歪みの発生が極めて小さい点が大きなメリットです。また、窒化層は高温でも硬さが低下しにくく、耐熱性が求められる部品にも有効です。処理時間が長い(数十時間〜)ことと、硬化層が浅い(0.1〜0.6mm程度)ことが制約になるケースもあります。

高周波焼入れ

高周波誘導電流で部品表面を急速加熱し、冷却液で急冷する処理です。コイル形状を変えることで焼入れ範囲を部分的に指定でき、歯形や軸端のみを焼入れするといった選択的硬化が可能です。焼入れ深さは周波数で調整でき、1〜2mm程度が一般的です。雰囲気ガスを必要とせず、工程がシンプルなのも特徴です。

炎焼入れ(火炎焼入れ)

酸素-アセチレンなどのガス炎で表面を急加熱後、水冷する処理です。設備が簡易で大型部品への局部焼入れに適していますが、温度管理の精度が他の方法より低く、品質のバラツキが出やすいため精密部品への適用は限られます。

>> 浸炭処理と窒化処理の違いを比較する

>> ダイレクト浸炭とは?従来ガス浸炭との違い

熱処理の種類を選定する上で考慮すべきポイント

熱処理の種類は「これで決まり」という答えが一つとは限りません。弊社では初回のヒアリングで必ず以下の4軸を確認しています。材質・硬度・歪み・コストのどれか一つが変わるだけで、最適解が変わることも珍しくありません。

材質による選択の制約

炭素量が少ない肌焼鋼(SCM415・S15Cなど)は浸炭焼入れが基本です。一方でステンレス鋼(SUS304など)は酸化膜が浸炭を妨げるため、通常のガス浸炭では効果が得られません。また、合金元素を含まない低炭素鋼(S10C・S20Cなど)は窒化処理で硬化層を深くとることが難しく、代替手段の検討が必要になるケースもあります。材質の確認は選定の最初の一歩です。

必要な硬さ・硬化層深さ

処理方法表面硬度(目安)硬化層深さ(目安)特徴
焼入れ焼戻し45〜65HRC全体内部まで均一に硬化
浸炭焼入れHV700以上0.2〜3mm表層硬化+内部靭性
窒化処理HV600〜11000.1〜0.6mm低温・低歪み
高周波焼入れ55〜62HRC1〜2mm部分焼入れが可能
Nハード(浸窒焼入れ)HV700以上浸炭と同等低歪み・鋼種不問

歪み・後工程の許容範囲

歪みが許容できない精密部品には、低温で処理できる窒化処理や浸窒焼入れが向いています。浸炭焼入れは高温処理のため歪みが出やすく、ショットブラストや研磨などの後工程が必要になる場合もあります。「熱処理後に研削仕上げ工程があるかどうか」は選定の重要な判断軸のひとつです。

ロット・コスト・納期

小ロット・試作段階では、汎用設備で対応できるガス浸炭や焼入れが使いやすい選択です。一方、量産段階では連続炉やバッチ炉の処理能力・チャージ重量(20kg〜1,000kg/charge)との整合を取る必要があります。また、CO₂削減を求めるエンドユーザーへの対応として、近年は常圧スマート浸炭のような環境対応型処理へのニーズも増えています。

>> 熱処理外注先の選び方と失敗しないチェックリスト

熱処理の種類選定を阻む、現場でよくある課題

「どの熱処理を選べばいいか」という問いの前に、現場では「今の熱処理に何か問題がある」という課題から相談が始まることが多いです。弊社へのご相談で頻度が高い3つの課題を整理します。

粒界酸化とスケール——後工程を増やす2大原因

従来のガス浸炭では、炭素と同時に酸素も表面に侵入し、粒界に酸化物(粒界酸化)が生成されます。この粒界酸化は不完全焼入れ層の原因となり、表面強度の低下をもたらします。またスケール(酸化皮膜)が発生するため、ショットブラストや研磨の後工程が必然的に発生します。弊社に寄せられたご相談でも、「後工程のコストを削りたいが、今の処理ではスケールが避けられない」という声は非常に多くあります。

歪み・変形の問題

クランクシャフトのような長尺精密部品や、薄肉部品では、熱処理後の歪み・変形が量産ラインの大きな障害になります。高温焼入れは表面と内部の温度差が大きく、急冷時に変形が起きやすい構造的な問題を抱えています。弊社では、減圧焼入れ(一定の負圧環境下で油冷却)を採用することで、温度差を小さくしながら焼入れを行い、クランクシャフトへの低歪み焼入れを実現した事例があります。

>> 粒界酸化を防ぐ熱処理とは

難削材・ステンレスへの対応

浸炭が難しいとされるステンレス鋼や、合金元素を含まない低炭素鋼(S10C・SPCC等)への表面硬化は、一般的な熱処理業者では対応が難しいケースが多くあります。弊社では自動車ターボチャージャーの可変ノズル部品(ステンレス系材質)へのダイレクト浸炭を実施し、従来のクロマイジング処理より低温で硬化層を形成した実績があります。また、S10Cへの浸炭窒化処理で硬化層深さ0.5mm・高温焼戻し(400℃)後も要求硬度を満たし、スケール付着ゼロで納品した事例もございます。

>> ステンレス鋼の浸炭処理が難しい理由

日本テクノが手がける熱処理の種類一覧

日本テクノでは、独自開発・特許取得の表面改質技術7種類を含む、11種類以上の熱処理に対応しています。「炉を作るだけでなく、熱処理レシピの選定から試作・量産までワンストップで支援する」点が、一般的な熱処理炉メーカーとの決定的な違いです。

以下では、弊社が手がける熱処理を「独自技術」と「汎用熱処理」に分けてご紹介します。試作は1個から承っており、量産への移行もスムーズに対応可能です。

独自開発・特許取得技術(7種類)

弊社のコア技術は、真空技術・ガスメーカーとの共同開発・独自の制御ノウハウを組み合わせた、他社では実現できない熱処理です。以下の7技術はすべて特許取得済みまたは共同開発を経た独自プロセスです。

常圧スマート浸炭

日本テクノと高圧ガス工業が8年以上にわたって共同開発した、環境対応型のガス浸炭技術です。アセチレンガスを直接浸炭ガスとして使用し、従来のガス浸炭のようなメタノール・プロパンの燃焼プロセスがないため、CO₂排出量を大幅に削減できます。既存のガス浸炭炉へのモジュール改造で切り替えが可能で、新規設備導入の約1/3のコストで脱炭素化を実現できます。チェーン部品・歯車部品への適用実績があり、従来浸炭と同等の品質を確認しています。

主な目的:カーボンニュートラル・CO₂削減

>> 常圧スマート浸炭の仕組みと導入事例

ダイレクト浸炭(真空浸炭)

ガス浸炭と真空技術を融合させた浸炭技術です。浸炭ガスにアセチレン(不飽和炭化水素)を採用し、パルス浸炭制御によって細孔や複雑形状の内部にも均一な浸炭層を形成できます。酸化性ガスを含まないため粒界酸化が発生せず、スケールレスで仕上がります。後工程のショットブラスト・研磨を撤廃できるケースも多く、トータルコストの削減につながります。硬化層深さは0.2〜3mmに対応(時間をかければさらに深く処理可能)。ステンレス鋼・耐熱鋳鋼への適用実績もあり、自動車ターボチャージャーの可変ノズル部品での採用例がございます。

主な目的:均一浸炭・バラツキ低減・疲労強度向上・熱間強度向上

>> ダイレクト浸炭とは?従来ガス浸炭との違い

Nハード(低温浸窒焼入れ)

窒素ガス中で加熱後に急冷する、特許取得済みの表面硬化処理です。鋼種を問わず処理可能なため、安価な低炭素鋼(S15C・SPCCなど)に対しても高硬度(HV700以上)と耐食性を付与できます。従来であれば合金鋼を使わなければ達成できなかった硬度特性を低コストの材料で実現でき、材料調達コストのダウンに直結します。

主な目的:変形抑制・材料コスト削減・耐食性向上

>> Nハードとは?低炭素鋼に高硬度を付与する浸窒焼入れ技術

N-ハード(H)(高温浸窒焼入れ)

高温のNH₃雰囲気中で窒素を浸入拡散後、急冷する処理です。表層のみが変態・硬化するため変態領域が極めて小さく、高強度・高靭性と低歪みを同時に実現します。自動車エンジン向けバルブリフト可変機構の量産部品への採用実績があり、スクロールコンプレッサー(カーエアコン)内の偏芯ブッシュへの適用事例もあります。浸炭焼入れの「歪みが出る」問題と、窒化処理の「靭性が低い」問題を同時に解決する処理として注目されています。

主な目的:変形抑制・高強度・高靭性の両立

マルチナイト(ガス浸硫窒化)

アンモニアガスに浸硫性ガスを添加した混合雰囲気中で処理を行う、多目的ガス窒化法を進化させた表面改質技術です。窒化による硬化層と硫化物皮膜の複合効果により、耐摩耗性の向上に加えてカジリ防止・摺動性の改善に優れた特性を発揮します。摺動部品・型部品など、相手部品との接触で摩耗・かじりが発生しやすい用途に有効です。

主な目的:耐摩耗性向上・カジリ防止

>> マルチナイトとは?ガス浸硫窒化の特徴と適用事例

Sコート

オーステナイト系ステンレス鋼の表面に炭素・窒素を固溶させることで硬化させる、低温表面硬化処理法です。通常のオーステナイト系ステンレスは浸炭処理が難しいとされていますが、Sコートによってその課題を克服し、耐食性を維持しながら表面硬度を大幅に向上させることができます。医療・食品・半導体など、ステンレスの耐食性を落とせない用途での硬化ニーズに応えます。

主な目的:ステンレス鋼への表面硬化・耐摩耗性向上・疲労強度向上

>> Sコートとは?ステンレス鋼の表面硬化処理について

オキシコート

ガス窒化(ガス軟窒化を含む)とホモ処理(水蒸気酸化)を組み合わせた、新しい複合耐食処理です。窒化による硬化層の上にさらに緻密な酸化保護膜を形成するため、ホモ処理単体より高い耐食性を発揮します。量産ラインの検査用ゲージへの適用事例があり、水にさらされる環境でも錆の発生を抑制しました。ガス窒化対応業者は多くあっても、ホモ処理やオキシコートまで対応できる業者は少なく、弊社は希少な対応先の一つです。

主な目的:耐食性向上・錆防止

>> オキシコートとは?防錆処理の選び方

汎用熱処理(対応可能なもの)

独自技術に加え、以下の汎用熱処理にも受託対応しています。試作実験炉では多種多様な熱処理に対応しており、既設設備との条件合わせが必要な方もお気軽にご相談ください。

処理名概要主な目的
減圧焼入れ負圧環境下で油冷却。表面・内部の温度差が小さく歪みを抑制変形抑制・精密部品の調質
ホモ処理(水蒸気処理)水蒸気雰囲気中で酸化皮膜を形成し耐食性を付与錆防止・摺動部品のなじみ性向上
ずぶ焼入れ(全体焼入れ)内部まで均一に焼入れ。炭素量0.3%以上の鋼に有効強度向上・耐摩耗性向上
光輝焼入れ・光輝焼鈍酸化防止雰囲気中での焼入れ・焼鈍。スケールが発生せず金属光沢を維持酸化防止・精密部品の熱処理

>> 熱処理炉の導入事例一覧

日本テクノによる熱処理受託加工・設備導入の3つの特徴

弊社の強みは「炉を売るだけ」でも「熱処理を受けるだけ」でもありません。熱処理レシピの開発から試作・量産・炉導入まで、一貫して伴走できる体制にあります。

1個からの試作・実証実験に対応

埼玉県蓮田市の熱処理加工センターには、横型バッチ炉(有効寸法:幅600mm×奥行900mm×高さ600mm、400kg/gross)と窒化系縦型ピット炉(外径970mm×高さ1500mm、1200kg/gross)を保有しており、1個の味見試作から量産移行まで、スムーズにテストが可能です。試作は量産向けの炉を使用するため、条件の再現性も担保されます。まず「弊社の技術で本当に品質が確認できるか」をリスクゼロで検証いただけます。

熱処理レシピの選定から炉導入まで一貫サポート

一般的な熱処理炉メーカーは「炉の箱を設計図どおりに作って終わり」というケースが大半です。弊社は違います。お客様の製品用途・材質・要求品質を踏まえた「最適な熱処理レシピ(温度・ガス条件・冷却速度)」の選定・構築から支援し、試作実証を経て量産炉の設計・製造・据付まで一貫して対応します。なぜそうするのか。炉だけ導入しても、熱処理条件が分からなければ量産品質を安定させることはできないからです。弊社のサポートは、炉を動かしてからが本番です。

創業40年・国内外400台以上の納入実績

1985年の創業以来、約40年にわたって熱処理技術の開発・受託加工・炉の設計製造を手がけてきました。国内で約300台、中国・台湾・韓国・欧米をはじめとした海外で約100台、合計400台以上の熱処理炉を納入しています。自動車・建機・産業機械などの大手メーカーから信頼をいただいており、現在も日本国内の主要メーカーからの受託加工に日々対応しています。

>> 熱処理炉の納入実績(国内・海外)

熱処理のことなら、日本テクノにお任せください

ここまでお読みいただいたように、熱処理の種類と選定は奥が深く、「とりあえず浸炭で」という判断が後工程のコスト増・品質トラブルを招くことも少なくありません。弊社では、熱処理の種類選定から試作・実証・量産・炉導入まで、製造業の技術部・生産技術部・品質管理部の担当者の方々に伴走できる体制を整えています。

「今の熱処理の品質に不満がある」「脱炭素対応で浸炭工程を見直したい」「難削材への表面硬化で困っている」——そうした課題をお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。試作1個から承ります。

お問い合わせはこちら(heat-treatment-navi.com

よくある質問

Q. 熱処理の種類はどうやって決めればいいですか?

A. 材質・必要な硬さ(表面硬度・硬化層深さ)・歪みの許容範囲・ロット数・コストの5軸で検討するのが基本です。不明な場合は日本テクノにご相談ください。試作から最適処理をご提案します。

Q. ステンレス鋼に浸炭処理はできますか?

A. 通常のガス浸炭では困難ですが、弊社のダイレクト浸炭(真空浸炭)やSコートであれば、オーステナイト系ステンレス鋼を含む難処理材への表面硬化が可能です。まずご相談ください。

Q. 熱処理後の歪みを小さくする方法はありますか?

A. 窒化処理・浸窒焼入れ(Nハード/N-ハードH)・減圧焼入れが有効です。処理温度が低いほど歪みは小さくなる傾向があります。クランクシャフトなど長尺精密部品への減圧焼入れ実績もございます。

固定概念を覆す熱処理工場を、
まずは体験してみてください

熱処理加工センターは、国内大手メーカー様をはじめ、
全国各地から研究開発・生産管理担当者の方々に
毎年数多くご訪問いただいております。
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048-767-1113

(平日9:00-17:00)

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