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熱処理 開発・加工事例

バネの浸硫窒化

バネの浸硫窒化 | 熱処理技術ナビ
熱処理 種類マルチナイト
目的耐摩耗性向上
材質SK5M
業界自動車
適用部品トランスミッション
部品サイズΦ40×2

詳細説明

こちらは自動車のオートマチックトランスミッション内で使われているワッシャーへの処理事例となります。 オートマチックトランスミッション(AT)は、ユニット単体で部品点数が600点を超える場合もあり非常に多くの部品で構成されています。 部品寸法は高精度で製造されていますが、大量生産の量産品故に材料や加工のバラつきゼロを前提に設計は出来ない為、個々の部品には公差が設定されることになります。非常に小さい公差値でも複数の部品分が積みあがるとコンマ代の隙間が生じる可能性が有り、ATが正常に作動することを妨げる可能性があるので、高精度なアッセンブリ品においてモノづくり的にどうしても生じてしまう隙間を埋めるワッシャーが必要となります。 ワッシャーは球面の形状でありバネ構造を有し、常に隙間をゼロにする機能を果たしておりますが、接触面には負荷が掛かりますので窒化処理をされるケースが多いです。部位によっては負荷が掛かった際に強度だけで耐えるよりも、滑りの動きで応力を逃がす機能が有効になる場合もございます。「ガス浸硫窒化処理(マルチナイト処理)」は、部品表面に硫化鉄系の固体潤滑膜を形成させることができる窒化であるため、この様なケースにおいても有効に使われている事例となります。

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