熱処理受託加工 浸窒焼入れ(Nハード)

「浸窒焼入れ(Nハード)で安価な鋼材を開発しませんか?」
浸窒焼入れ(Nハード)とは、部品などの鉄鋼部材を、窒素ガス中で加熱してから急冷することで、特殊な表面硬化処理を施す方法です。日本テクノでは低歪みを実現する、新しい表面硬化方法として、特許取得しています。安価な鋼材に浸窒焼入れ(Nハード)を行うことで、高価な鋼材を安価な鋼材へ代替できる可能性があります。浸窒焼入れを行うことで、高い表面硬度に加え、耐食性を付加し、高価な鋼材から安価な鋼材へ代替できる可能性があります。また、鋼種を問わず処理が可能であり、お客様の課題に合わせた鋼材の開発が可能です。鋼材の調達コストでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
「熱処理受託加工 浸窒焼入れ(Nハード)」
の3つの特徴
01 安価な処理で高い効果を発揮し、コストを削減

「鋼材の値段が高いが、機能はそのままで他に代替できる鋼材がない…」「鋼材の調達コストをもっと抑えられないか…」といった材料コストに関するお悩みはありませんか?
新表面硬化法である浸窒焼入れ(Nハード)は、安価な鋼材でも高級材に匹敵する表面硬度を実現します 。炭素鋼や合金鋼といった鋼種を問わず、1000HV前後の硬い硬化層を形成することが可能です 。これにより、これまでの高価な特殊鋼やステンレス鋼をより安価な材料に代替できる可能性があり、大幅なコストダウンが可能です。水回りで使用される製品では、錆に強いステンレスが使用されますが、安価な鋼材に浸窒焼入れ(Nハード)を行うことで、高級材を安価な鋼材へ代替できる可能性があります。錆に強く硬いステンレス等に比べ、半額程の費用に抑えることができる場合もあります。
02 低ひずみのため後処理の手間とコストを削減

熱処理後のひずみの発生は、後工程での研磨や修正に多大な時間とコストが必要になります。浸窒焼入れ(Nハード)では、比較的低い温度で処理を行うため、熱処理ひずみが極めて小さいのが大きな特徴です 。そのひずみの小ささは窒化処理に匹敵し、寸法精度が求められる精密部品や複雑な形状の製品にも安心して適用いただけます。熱処理後の追加工数を大幅に削減し、品質向上とコストの削減、リードタイムの短縮を同時に実現します。
03 鋼種問わず処理が可能

浸窒焼入れ(Nハード)では、ステンレスをはじめとした様々な鋼種の硬化が可能です。
窒化処理の場合、比較的価格の高い鋼材のみしか硬化しないケースも多いですが、浸窒焼入れ(Nハード)では鋼種を問わず、硬化が可能です。本技術は、合金元素に依存しない独自の硬化メカニズムを採用しているため 、純鉄、炭素鋼、合金鋼まで、非常に幅広い鋼種への対応が可能です 。これまで表面硬化が難しいとされていた材料や、ステンレス鋼の硬度をさらに向上させたいといったニーズにもお応えします。日本テクノでは、お客様の課題に合わせた鋼材の開発が可能です。また、熱処理から耐久性試験まで一貫して対応可能です。
「熱処理受託加工 浸窒焼入れ(Nハード)」
の事例
「熱処理受託加工 浸窒焼入れ(Nハード)」
に関連するQ&A
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どのようなサイズまで熱処理できますか?
弊社内で試作できるのは最大で以下の通りです。
浸炭焼入れ・浸窒焼入れなどの横型バッチ炉
有効寸法:幅600mm×奥行900mm×高さ600mm (400kg/gross)
窒化系の縦型ピット炉
円筒治具込みで外径970mm×高さ1500mm (1200kg/gross)
仕様としてはさらに大きなものも製作できるため、熱処理設備のページも参考にしてください。