熱処理受託加工 マルチナイト

「 ガス浸硫窒化処理(マルチナイト)で金型・工具や部品の交換頻度を減らしませんか?」
ガス浸硫窒化処理(マルチナイト)とは、アンモニアガスに浸硫性ガスを添加した混合雰囲気中で処理を行う熱処理技術です。日本テクノでは硬化に加え、潤滑性を付加する未だ知られていない表面硬化方法として、特許取得しています。鋼材の交換頻度でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
「熱処理受託加工 マルチナイト」
の3つの特徴
01
耐摩耗性(硬化)に加え、潤滑性を付加
「部品や工具の耐久性を向上させて、交換頻度を減らしたい」…」「ラインの停止を防ぐため、工具の突発の不具合を防ぎたい…」といったお悩みはありませんか?
ガス浸硫窒化処理は、通常の窒化処理の特徴である耐摩耗性に加え、潤滑性を付加できる点が特徴です。内部に硬い窒素化合物層・拡散層を形成し、表面をを超える高硬度化することで、部品の長寿命化に貢献します。さらに、最表層に形成される比較的軟質の硫化物層が、摩擦時の初期のなじみを良くし、固体潤滑剤のような役割を果たします。これにより、高い硬度を保ちながらも、加工時の耐かじり性を大幅に向上させ、耐久性を向上させて、交換頻度を減らすことが可能です。また、潤滑性の付加により、接触面の負荷を軽減し、工具の突発の不具合を防ぐことが可能です。
02 耐かじり性、耐焼付性、ギヤ鳴りなどの静粛性の向上
表面に形成される硫化物層が固体潤滑剤のような働きをすることで、摩擦を軽減し、金属同士の焼付き・かじりを抑制します。特に、潤滑が不十分な環境や高負荷な摺動部に効果を発揮します。最表層の硫化物層は、金属同士の直接接触を避けるクッションのような働きをすることで、摩擦によるかじりや、その結果生じる焼付きを抑制します。摺動面において、初期のなじみ性が良く、ギヤ鳴りの低減にも効果的です。
03 鋼種問わず処理が可能
ガス浸硫窒化処理(マルチナイト)では、ステンレスをはじめとした様々な鋼種の硬化が可能です。
窒化処理の場合、比較的価格の高い鋼材のみしか硬化しないケースも多く、鋼種も限られますが、ガス浸硫窒化処理(マルチナイト)では鋼種を問わず、硬化が可能です。本技術は、浸硫ガスの還元作用により、オーステナイト系ステンレス鋼、耐熱鋼、快削鋼なども窒化が可能です。これまで表面硬化が難しいとされていた材料や、ステンレス鋼の硬度をさらに向上させたいといったニーズにもお応えします。日本テクノでは、お客様の課題に合わせた鋼材の熱処理が可能です。また、熱処理から耐久性試験まで一貫して対応可能です。









