海外熱処理メーカー様向け 真空パージ式ガス浸炭炉
熱処理 種類 | ガス浸炭 |
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業界 | 自動車・建機 |
目的 | 自動化 |
適用部品 | エンジン・減速機・ステアリング・油機・ブレーキ |
適用例 | 歯車・シャフト・バルブ |
型式 | 2500×5500×4000 |
外形寸法(W×L×H) | 800×1200×800 |
炉内寸法(W×L×H) | 800×1200×800 |
ヒーター容量(kW) | 75 |
全電力(kW) | 110 |
処理量(最小最大kg) | 1000 |
詳細説明
こちらは海外の熱処理メーカー様向けの真空パージ式ガス浸炭炉の納入事例です。お客様は中国の熱処理メーカーでしたが、従来はフレームカーテン式浸炭炉を使用しており、3交代制で24時間、手動稼動させていたとのことでした。しかし1つの炉に対して3名の監視員が必要となり、人件費を圧迫していたため、浸炭炉の自動化をしたいとのことで、日本テクノにご相談をいただきました。
そこで当社では、ガス浸炭炉の自動化をご提案いたしました。具体的には、従来はフレームカーテン式ガス浸炭炉だったところを、真空パージ式ガス浸炭炉に変更いたしました。こうすることで、フレームカーテン式では安全管理のために監視員が必要だったところを、火が無い熱処理で制御機構による自動稼働に置き換えることができました。また炉の前にレールを敷くことで、従来は作業員が必要だった炉への部品搬入・搬出を、自動で炉に搬入・搬出することができるようになり、監視という安全面からも、部品の搬入搬出という工程面からも、両面から監視員無しで稼働できるようになります。今回の炉納入によって、監視員の数を減らすことができ、大幅な人件費の削減につなげることができました。
日本テクノで展開する熱処理炉は、独自の真空技術によって火のない熱処理を実現いたします。この火が生まれないという特徴から、熱処理の現場から作業員や監視員を解放することができ、人件費の削減につなげることができます。また火のない熱処理では、制御機構のみで操作することができ、熱処理工程の自動化にもつなげることができます。
さらに当社では、海外工場への熱処理炉の据付設置工事まで対応しております。海外仕様や環境に合わせた熱処理炉の設計・製作もお任せください。