熱処理炉 出張デモ改造
「ガス浸炭から、火を消しませんか?」
現在、非常に数多くのメーカーの方々からご依頼をいただいている、既設の熱処理炉に対して改造を行い、熱処理炉から火を消すサービスです。当社独自の常圧アセチレンのガス配合により、フレイムカーテンがない浸炭処理を実現いたします。この魔法のようなサービスを、当社では出張デモにて対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
「熱処理炉 出張デモ改造」
の3つの特徴
01 ガス浸炭処理炉から、火を消します!
日本テクノで特許を取得した「ダイレクト浸炭」では、プロパンガスを使用せず、アセチレンガスのみで浸炭を行います。そのため燃焼がなく、CO2を発生させない熱処理加工を実現することができます。
そして当社では、このダイレクト浸炭を、いまお客様の工場で既設されている熱処理炉に対して、弊社技術スタッフが出張デモを行い、およそ半日で熱処理炉の改造を行い、フレイムカーテンを消した熱処理を実現いたします。
火を使わない、CO2をほとんど排出しない、画期的な環境対応型のこのガス浸炭法は、いま日本にとどまらず世界各国からも注目を集めています。
02 独自のガス配合&制御機構だからこそ可能な、「常圧スマート浸炭」
常圧スマート浸炭では、キャリアーガスにはN2(窒素)を、浸炭ガスにはC2H2(アセチレン)を使用し、浸炭雰囲気の制御には赤外線レーザー分析計を使用しています。
アセチレンを使用することで、アセチレンと鋼材の直接反応によって浸炭処理を実施することができます。
この最適浸炭雰囲気制御システムの開発により、変成炉を使用せず、CO2(二酸化炭素)やCO(一酸化炭素)を出さない、いまだかつてないグリーンな浸炭処理を実現いたします。
03 まずは半日の出張デモで、火を消してみませんか?
とはいうものの、「熱処理炉から火が消えるなんて、ありえない!」「本当に安全なの?」と不安に思われている方も多くいらっしゃいます。
そこで日本テクノでは、当社のエンジニアスタッフが貴社まで出張し、およそ半日で浸炭炉から火を消す改造を行うデモサービスを行っています。
いままで24時間常に監視が必要だった、火の危険とも隣り合わせの熱処理現場から、火が消えて自動・無人運転が可能になります。この魔法のような体験を、ぜひ一度トライしてみてはいかがでしょうか。
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「熱処理炉 出張デモ改造」
に関連するQ&A
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問題を抱えているため、他の熱処理に切り替えたい
弊社は様々な熱処理技術を保持しており、御要求に則した技術的な相談・提案も可能です。
当WEBサイトには掲載しきれていない技術も数多く存在しますので、まずは営業窓口まで御問合せ下さい。 -
どのようなサイズまで熱処理できますか?
弊社内で試作できるのは最大で以下の通りです。
浸炭焼入れ・浸窒焼入れなどの横型バッチ炉
有効寸法:幅600mm×奥行900mm×高さ600mm (400kg/gross)
窒化系の縦型ピット炉
円筒治具込みで外径970mm×高さ1500mm (1200kg/gross)
仕様としてはさらに大きなものも製作できるため、熱処理設備のページも参考にしてください。 -
熱処理の試作を頼みたいのですが対応可能ですか?
少量の味見試作から御受けしております。まずは営業窓口までご連絡ください。
多種の自社独自プロセスを保持しており、日常的に試作はお受けしています。特殊なご要望に対してもフレキシブルに対応できます。
試作は量産向けの熱処理炉を使用するため、量産への移行もスムーズなテストが可能です。 -
どのような炉を取り扱っていますか?
20kg~1000kg/chargeの工業用熱処理炉を主で取り扱っています。真空パージ仕様をベースに、光輝焼入れ、浸炭、窒化などの様々な形態の炉を製作しています。
自社で全設備を設計・製作していますので、ピット型、3室、ローラーハースなど、御要望に応じた特殊仕様にもお応え出来る体勢です。
焼戻炉、サブゼロ装置、自動搬送システム、排ガス無害化装置など、各種付帯設備も製作しており、熱処理加工ラインを全てお受けできます。