転造金型ダイスのガス浸硫窒化処理
- 常圧スマート浸炭
- ダイレクト浸炭
- Nハード
- N-ハード(H)
- マルチナイト
- Sコート
- 減圧焼入れ
- ホモ処理
- ずぶ焼入れ
- カーボンニュートラル
- 変形抑制
- カジリ防止
- 均一な浸炭によるバラツキ低減
- 耐摩耗性向上
- 熱間強度向上
- 疲労強度向上
- 強度向上
- 錆防止

熱処理 種類 | ガス浸硫窒化 |
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目的 | 金型の耐かじり性、潤滑性 |
材質 | SKD11 |
業界 | 自動車 |
適用部品 | 金型 |
部品サイズ | 50mm~100mm |
詳細説明
こちらはラック形状転造金型ダイスへガス浸硫窒化処理を行った熱処理 加工事例です。
自動車の重要部品に使われる高強度ネジを製造されているお客様から、「金型の摩耗が激しいため、転造金型ダイスの耐久性を向上させて、交換頻度を減らしたい」というご相談をいただきました。このような転造金型においては、従来は硬さ向上と耐摩耗性向上のために窒化処理を施していましたが、さらなる長寿命化が課題となっていました。
そこで当社では、硬さや耐摩耗性に加えて優れた潤滑性を付与できる、ガス浸硫窒化処理をご提案いたしました。ガス浸硫窒化処理によって金型表面に形成される硫化物の層が摩擦を低減し、加工時の耐かじり性を大幅に向上させます。ガス浸硫窒化処理を施した結果、金型の摩耗が大幅に抑制され、交換頻度を低減させることに成功しました。
当社では、ガス浸硫窒化処理をはじめ、お客様の用途に合わせた様々な表面改質熱処理に対応しております。金型や治具の耐摩耗性、潤滑性を向上させたいとお考えの方は、まずは熱処理技術ナビまでご相談ください。